ある日、身内から「PCの空き容量がなくて何もできない!」というSOSが。PCの様子を見てみると、Cドライブの空き容量がなんと1GBを切ってエクスプローラーのゲージが真っ赤っかになっていました。
原因を調べてみると、以下の2点が判明。
音楽系の重いソフトをインストールした
そもそも元のSSD容量が256GBしかなかった
「えっ、今の時代にメインストレージが256GB!?」と驚きつつ、よくよく考えたら自分が普段持ち歩いているPCもストレージは256GBでした……(ただし動画編集などをするメイン機は1TB)。 というわけで、空き容量不足を解消すべく、1TBの大容量SSDへの交換(換装)を実施することにしました!
「PCのパーツ交換って難しそう……」と尻込みしているそこのあなた。実際にやってみたら比較的カンタンだったので、その一部始終をご紹介します!
(※この記事はあくまで一例です。実際に作業される際は自己責任で、事前に大切なデータのバックアップをお忘れなく!)
ステップ1:まずは対象のPCを調査! 型番検索&YouTubeで構造チェック
自作PCは開けやすいならいざ知らず、メーカー製のノートPCってそもそも分解できるのか不安ですよね。
保証が残っているPCは、勝手に開けてしまうと保証が終わってしまうので、そこも要注意です。
今回は保証がすでに完了しているPCだったので、開けて改造(換装)をすることに、持ち主に合意をもらいました。
- PCの裏面にあるラベルを見て「型番」をメモするか写真を撮影。
- GoogleやYouTubeの検索窓に「(PCの型番) SSD 換装」や「(PCの型番) 分解」と入力し検索。
- 同じ端末でSSDを換装している先人たちのブログや動画がヒットします。
- 「(PCの型番) 仕様」と検索してメーカーサイトを確認し、どんな規格のSSD(M.2 NVMeなど)が使われているかを調べます。規格が分かったら、Amazonなどで条件に合うコスパの良いSSDを探しましょう。
「探し方が全然わからない!」という時は
そんなときはAIの出番です。 GeminiやChatGPTなどのAIに聞いてみるのも手です。
ただし、AIはしれっと嘘をつく(ハルシネーション)ことがあるので、公式サイトのURLなどを添えて質問するとよいでしょう
💡 プロンプト(指示出し)の例
PCのSSDを換装したいです。 メーカーは◯◯で、型番は◯◯です。 よくわからないので、PC裏面のラベル画像も添付します。 どのSSDなら換装に適していますか? また換装の手順をステップバイステップで教えてください。
参考資料:https://〜〜〜〜(メーカーの仕様ページなど)
※AIが「このSSDが良いですよ」と提案してきても、念のためそのSSDの型番をGoogleで再検索して、本当に搭載できるか裏取りをすると安心です。元々搭載されていたSSDと同じメーカーの大容量モデルを選ぶと失敗しにくいです!
ステップ2:1TBのSSDとバックアップソフト「Acronis True Image」を準備
YouTubeで同じ型番のPCを分解している神動画を発見し、「SSDの空きスロットがもう1つある(増設できる)」ことが確認できました。 ということで、楽天市場でサクッと1TBのM.2 NVMe SSDを購入。最近は1TBでもかなり安くなりましたね。良い時代です。
そして、元の256GBのSSDから新しい1TBのSSDへ中身を丸ごとコピー(クローン作成)するためのソフトウェアとして、王道の「Acronis True Image(アクロニス トゥルーイメージ)」を用意しました。
ステップ3:突然のトラブル!裏蓋が開かないなんてことある?
さあ、いよいよ交換当日。事前にYouTubeで予習した通り、裏面のネジを精密ドライバーでクルクルと外していきます。少し硬いものの、次々とネジを外していきます。なくさないようにテーブルのわかりやすい場所においたり、養生テーブ上におくと「うっかり床に落としちゃった」なんて失敗対策にもなります。
「……あれ? 2箇所だけ、いくらネジを回しても外れないぞ?」
そう、今回の換装プロジェクトにおいて一番焦ったのがここです。 ネジは回っているのに、空回りしているようで一向に抜ける気配がありません。「ネジ穴舐めた!? 壊した!?」
かなり回した感覚があったので、一か八か、裏蓋と本体の間にプラスチックのヘラ(マイナスドライバーは内部パーツが傷がつく恐れがあるので非推奨)を滑り込ませて、テコの原理で慎重にパキパキとツメを外していくと、やっと蓋が外れてくれました。
なんと、その2箇所のネジには「裏蓋から抜け落ちないための脱落防止ワッシャー」のようなパーツが付いていました。じゃっま!
ステップ4:スロットに挿して物理作業は完了!
強敵・裏蓋さえ倒してしまえば、あとはボーナスステージです。
YouTubeの動画で確認していた「空きスロット」を発見。買ってきた新しい1TBのSSDを斜めにスッと差し込み、マザーボード側に寝かせて、PC付属の小さなネジで固定します。一旦軽く裏蓋を閉めたら、PCの電源を入れます。
ステップ5:新しいSSDをPCに認識させる(フォーマット)
無事にWindowsが立ち上がっても、まだ新しいSSDは「マイコンピュータ」には表示されません。使えるように初期化(フォーマット)する必要があります。
画面下のWindowsロゴ(スタートボタン)を右クリックします。
メニューの中から「ディスクの管理」をクリックして開きます。
画面に「未割り当て」と書かれた黒い帯のディスク(これが新しい1TBのSSDです)があるので、そこを右クリックし「新しいシンプルボリューム」を選択。
あとは「次へ」を連打して完了させれば、無事にフォーマット完了! ドライブとして認識されます。
ステップ6:思わぬ罠! Cドライブの容量がなくてソフトが入らない
さあ、あとはAcronis True Imageをインストールしてデータをクローンするだけ!……と思いきや、ここで予想外のトラブル発生。 Cドライブの空き容量が1GBを切っているため、移行用のソフトすらインストールする余裕がありません。
せっかくインストールした音楽編集ソフトを消すのは認証とか諸々が超面倒くさい……。
今回は比較的容量を食っていて、後からでもすぐに再インストールできるフリーソフト「Adobe Acrobat Reader」などをアンインストール。これでなんとかAcronisを入れるための数GBの隙間を確保しました。
ステップ7:Acronis True Imageでシステムを丸ごとクローン!
無事に容量を確保できたので、Acronis True Imageをインストールして起動します。使い方はとても簡単です。
Acronisを起動し、左側のメニューから「ツール」を選択します。
「ディスクのクローン作成」をクリックします。
クローンモードは「自動(推奨)」のままで「次へ」。
「ソースディスク(コピー元)」として、古い256GBのSSDを選択して「次へ」。
「ターゲットディスク(コピー先)」として、先ほどフォーマットした新しい1TBのSSDを選択して「次へ」。
あとは内容を確認して「実行」をクリック! PCが再起動し、黒い画面でクローン作業が進んでいきます。
クローンが終わったら、PCの電源を終了させます。ACアダプターも外しましょう。
元々装着されていたSSDを外し、新しいSSDだけがセットされている状態で起動します。
上手くOSが起動したら、裏蓋をネジでしっかり止め直します。
まとめ:容量大事。バックアップ大事。
というわけで、無事に1TB SSDへの増設&環境移行が完了しました。
事前の下調べと便利なソフトのおかげで、専門知識がなくても手軽に作業できました。
これで真っ赤だったストレージ容量表示ともおさらば。音楽編集も動画データもどんとこいです! 動きもサクサクになりました。
「PCの容量が足りなくて動作がもっさりしている……」と嘆いている方は、まずはご自身のPCの型番をYouTubeで検索するところから始めてみてはいかがでしょうか
コメント