Windows 10のサポートが2025年10月に終了します。

セキュリティの観点からも、また新しいアプリケーションをスムーズに利用していくためにも、現在使っているPCの更新はとても大事です。

Windows11_upgrade


PCの寿命はおおよそ5年程度が目安とされており、本来は新しいPCへの買い替えが理想的です。しかし、昨今のPCパーツ高騰を考えると、なかなか簡単に手が出せません。

通常、Windows10からWindows11へのアップグレードは、対応しているPCなら「Windows Update」で簡単にアップグレードできるのですが、今回は一筋縄でいかなかった私のケースをご紹介します。

■アップグレードが可能かチェック!

まずは「PC正常性チェックアプリ」を使って、Windows 11へのアップグレードが可能か確認しました。PCのパーツが古かったり、互換性がなかったりすると、この時点で「NG」が出てしまいます。

PC正常性チェック

私は3台のPCで試しましたが、2台は残念ながらパーツが非対応と表示されました。しかし、1台だけ「セキュアブートを有効にする必要があります」というメッセージが!「お、これはいけそう!」と浮足立ちましたが、そう、この「セキュアブート」に、私は1年以上も悩まされることになるのです……。

■立ちはだかる「セキュアブート」の壁

セキュアブートとは、コンピューターの起動時に、不正なソフトウェアやマルウェアがシステムに読み込まれるのを防ぐためのセキュリティ機能。Windows 10でも導入されている技術です。

色々な情報を参考にしながら、マザーボードのBIOS画面を確認したところ、CMS(Compatibility Support Module)が有効になっており、セキュアブートが無効になっている状態でした。

「よし、これを設定し直せばいいのか!」と設定を変更すると……なんとWindows OSが起動しなくなり、BIOS画面に戻ってきてしまいます。え、これだけじゃダメなのか...

■「レガシ」モードの落とし穴

設定を戻して、Windowsを起動した後、Windowsキー+Rで「ファイルを指定して実行」に「msinfo32」を入力して実行します。すると、表示されたウィンドウの「BIOSモード」の項目が「レガシ」になっていました。

調べたところ、「レガシ」と表示されている場合、UEFIに変換する必要があり、最悪OSの再インストールが必要になる、という情報が多いことがわかりました。

■【奇跡の解決】変換できた!

そんな中、見つけた情報がこちらです。

Microsoft公式サイト MBR-to-GPT 変換方法

https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/deployment/mbr-to-gpt

※【重要】このPowershellでの操作は、最悪の場合PCが起動しなくなる、データが消失するといった重大なリスクを伴います。実施される際は、必ずご自身の責任において、事前のバックアップを徹底し、慎重に行ってください。同様の状況でお困りの方にとって参考になれば幸いですが、安易な実行は推奨いたしません。

上記サイトを参考に、Powershellを管理者権限で起動し、コマンドを入力して実行しました。時間がかかりましたが、表示が止まって、実行完了を確認してPCを再起動します。

しかし、PCの起動に非常に時間がかかるようになり、なかなかサインイン画面に進みません。「これはうまく起動してなさそう?」

状況打開のため、電源ボタンを押して強制シャットダウンし、起動時にBIOSを起動。CMSの無効化とセキュアブートを有効にし、保存しました。

するとどうでしょう、起動時間は長くなりましたが、なんとかOSが起動!1年越しに問題が解決しそうでスッキリ!

■いよいよアップグレード本番

PC正常性チェックアプリを実行し問題がクリアになったため、「Windows インストールアシスタント」をダウンロードして実行しました。

Windows 11 ダウンロードページ

アップグレードにはUSBメモリ(空き容量10GB以上)が必要だったため、USBメディアを挿入してドライブを指定。

「ようやくこれでWindows11にできる!」と思いきや、失敗。

空き容量の少なさが原因の可能性を考え、アプリをアンインストールし、デュアルモニターをシングルに変更して再度実行しました。


時間はかかりましたが……無事成功しました! これでやっと私の私物PCの寿命が延びました。

■あくまで延命なのです

今回Windows11にできたことはとてもうれしいですが、私のこのPCは5年は最低でも利用しているので、消耗度やデータ消失リスクを考えると、新PCの準備は急務です。

また、近年の3DソフトウェアやAIアプリを利用すると、グラフィックボードの世代や搭載メモリがネックになりはじめています。

皆さんもWindows10のPCをお持ちだった場合、アップグレードにチャレンジしてみつつ、3年~5年以上利用されている方はぜひ新しいPCへの買い替えも検討してください。

■アップグレード後に動いた、動かなかったアプリについて

次の記事で簡単に記載しました。